東京オリンピック2020 サーフィン 波乗りジャパン 地の利を生かしてメダル獲得を狙う

Tokyo2020 Surfingは波乗りジャパン東京オリンピック

今度の大会から始まる新種目であるサーフィン それはWorld Surf Leagueというプロ選手が集まる中でトップ選手が戦う頂点CTチャンピオンシップツアー男子34名女子17名で年間10試合の成績で争っています。その下部にCSチャレンジャーシリーズ男子96名女子64名さらにその下部はQSクオリファイシリーズとなっていて、ピラミッドの形成をしていて頂点であるCTをめざして争っています。従って、WSLのランキングが選手の力関係を現す目安となっていて、今大会のオッズをみてもそれを反映した形になっています。

 

 

 

 

 

 

サーフィンは波の状態がとても重要な要素です。海での大会では自然まかせにおこなわれるので、人為的に波を作り出すことはできませんし、波が小さすぎると大会も難しい環境でおこなわれる可能性もありえます。つまり、ローカルの波を知っている者が大きなアドバンテージを得ることになると言えます。ホーム有利が大きく関わってくるので、もうこの時点で波乗りジャパンにはこれだけでも十分期待できちゃいます。

オッズはWSLのランキングを元に作られているので、一番人気はトップランカーガブリエルメディナ2.75倍、イタロフェレーラ4倍とブラジル勢がトップで、ハワイのジョンジョンフローレンス6倍、4番人気にハワイ生まれのCT選手五十嵐カノアが続いています。五十嵐選手には地の利が加味されているようで7.5倍の高評価には考慮されているようですが、大原洋人には67倍になっています。大原選手は両親の影響をうけて幼少時代からサーフィンをオリンピック会場である釣ヶ先海岸で始めた生粋のローカルサーファーです。この大会の出場者の中で最も釣ヶ先海岸の波を知り尽くしている選手であることは間違えありません。

巨大すぎるナザレの大波

続いて女子ですが、ハワイのカリッサムーアが3.75倍オーストラリアのサリーフィッツギボンズ、アメリカのカロラインマークスがそれぞれ5倍と続いていて、波乗りジャパンレディース都築有夢路はCT選手現在18位で51倍と低評価です。

もう一人の前田マヒナは67倍 私は前田選手に注目していて、彼女は1998年日本人の両親のもと、ハワイで生まれ育ち。ジュニアの頃から頭角を現し13年全米世界ジュニア選手権で優勝。14年にプロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)の予選シリーズ(QS)にランクイン17歳でポルトガルのナザレでビッグウェーブを乗りこなした初の日本人サーファーでもあります。そのライディングはBILLABONGのXXL Big Wave AwardsのRide of the Yearにノミネートされるほどインパクトを与えました。そんな輝かしい経歴を持つ彼女は東京オリンピックを目指すことを決心し、20年以上住んでいたハワイを離れ、会場の波になれるべく一宮オリンピック会場近くに引っ越してくるほどです。彼女の意気込みが良いかたちであらわれるのではないかと期待している選手です。

CT選手は世界トップクラスで特にブラジリアンのツートップは強力であることは間違えありませんし、女子も強敵ぞろいなので、このようなオッズになっているとおもいます。しかしながら、繰り返しになりますがローカルのアドバンテージは決して小さすぎないとおもっているので、第一ラウンド7月25日が楽しみです。

*このオッズは全てウイリアムヒル6月30日時点のものです。

タイトルとURLをコピーしました