ベットエクスチェンジとは? 日本ではブックメーカーでさえ認知度が低いのに、ベットエクスチェンジとなると聞いたこともないという方も多いと思います。直訳すると、ベットの交換で、プレイヤー同士で賭けをする仕組みです。なぜベットエクスチェンジの説明をするかと言うと、スポーツベットをやるうえで知っておいたほうが有利になる場合があり、勝率を上げるのに役に立つ場合があるからです。単純にベットするだけではなく、賭けさせる立場になることができるのは状況によっては有利に利益を確立することが可能になるので、スポーツベットを愛する人達に有益だと思っているからです。ベットエクスチェンジも色々あるのですが、一番メジャーなベットフェアでどんな仕組みになっているかみてみましょう。
実際の試合、アーセナル対チェルシーのオッズが下の図です。 Back青とLay赤に分けれていて、どちらも賭けるという意味ですが、Backは通常の賭け、Layは賭けさせるという立場になる。言い方を変えれば、Layは賭けを受け付ける側になるということです。LayのオッズはBackよりすこしだけ高くなっています。つまり通常賭けるオッズより若干高めのオッズでベットを受け付けるとこになります。
アーセナルは勝てないと判断して、アーセナル5倍に1万円のリスクを取って、オファー(賭けさせる)とした場合2千円までLayさせるという仕組みで、アーセナルが勝たなかった場合、2千円の利益を得ることができます。実際には2%のコミッションが差し引かれるので1960円の利益になります。
このようにLayさせる時にオッズを決めるのは自分です。この試合の場合、アーセナル5倍になっていますが、自信があれば5.5倍でオファーもできます。その時一番高いオッズでオファーしている人のオッズが表示されるシステムになっていて、勿論自分の口座にある分だけの金額が上限になりますし、上限は自分で設定する仕組みです。
ベットエクスチェンジの魅力は自分でオッズを設定できるところです。スポーツブックを数多くやっていけば色々な状況になることがあります。例えば、競馬で2倍以下の強い一番人気馬がいたとして、4倍の二番人気の馬に1万円賭けていたとしましょう。2倍以下の人気馬が出場取り消しになった場合、当然二番人気のオッズは落ち、仮に2.2倍の一番人気なったとしましょう。そんな状況になった場合、4倍で賭けた馬のオッズを2.5倍で1万円まで売れば(Lay)。その馬が勝てば4万円-2万5千円で1万5千円の利益が確保できます。負けたとしても最初に賭けた1万円は戻ってきているのでリスクのないベットが確定できるのです。
このように上手にベットエクスチェンジを利用できれば、強い味方になってくれます。また、ブッキーサイドとしても、ベットエクスチェンジはギリギリのオッズマージンでオファーしているので、ショアベット(アービトラージ)を回避するためにオッズを参考にすることはよくあります。しかし気を付けなければいけないのは、利益に対して2%のコミッションが差し引かれることです。ですから2%のコミッションを払ってもブックメーカーのオッズより利益が出るのであればベットエクスチェンジを利用すべきです。日本発行のクレジットカード使えませんが、エコペイズはどこも使えるので口座を開いておいて準備だけしておいた方がいいでしょう。