今年の凱旋門賞は、有力な3歳馬が揃い、混戦が予想されています。日本の競馬ファンにとって、海外の専門家がどのようにこのレースを見ているのかは非常に興味深いところです。ここでは、イギリスの大手競馬メディアであるスポーティングライフ紙とSky Sports RacingのYouTubeチャンネル「At The Races」での予想をまとめました。
スポーティングライフ紙の予想
スポーティングライフ紙のYouTube番組「Prix de l’Arc de Triomphe preview and tips!」では、専門家たちが今年の凱旋門賞について熱い議論を交わしました。
アルリファ（Al Riffa）：今シーズンのドイツG1レースでの勝利や、2歳時の実績が高く評価されています。ただし、未経験の距離である1.5マイル（約2400m）への対応が鍵となると指摘されています。
シンエンペラー（Shin Emperor）：前走のアイルランドチャンピオンステークスで3着となり、その成長ぶりが注目されています。専門家は「凱旋門賞を勝つために育てられた馬で、さらなるポテンシャルを秘めている」と評価しています。
ソジー（Sosie）、デリウス（Delius）、ルック・デ・ベガ（Look De Vega）：フランス勢の有力馬として名前が挙がり、それぞれのトライアルレースでのパフォーマンスが評価されています。
At The Racesの予想
「At The Races」では、3名のティップスターがそれぞれの予想を発表しました。
Declanの本命（*NAP）：ロスアンジェリス（Los Angeles）（オッズ6倍）
- ロスアンジェリスの前走での力強い走りや、重馬場への適性を高く評価。「現時点でピークに達しており、勝利に最も近い存在」と述べています。
Samの本命（NAP）：ソジー（Sosie）（オッズ5倍）
- ソジーの安定感と成長度合いに注目。「完璧な準備が整っており、その実力を十分に発揮できるだろう」と評価しています。
Kateの対抗馬：アドベンチャー（Adventure）（オッズ17倍）
- オッズ的な妙味と潜在能力からアドベンチャーを推奨。「まだ見せていない一面があり、一発を狙える存在」とコメントしています。
- *NAP ：予想家がその日一番自信のある予想
日本馬と武豊騎手への評価
海外専門家たちは、日本から出走するシンエンペラーや、武豊騎手が騎乗するアルリファにも注目しています。
シンエンペラー：前走で見せた成長は著しく、上位争いに絡む可能性があると評価。
アルリファと武豊騎手：ジョッキーの乗り替わりについて懸念する声もありますが、武豊騎手の経験と技術が大きなプラスになるとの意見も。
レース展開と注目ポイント
専門家たちは、明確な逃げ馬が少ないため、レース展開が読みづらいと指摘しています。そのため、各馬の戦術やポジショニングが勝敗を左右する可能性が高いと見られています。また、天候の影響で重馬場になる可能性があり、馬場適性も重要な要素となります。
まとめ
イギリスの専門家たちは、ロスアンジェリスやソジーを有力視しつつ、日本馬シンエンペラーや武豊騎手のアルリファの活躍にも期待を寄せています。海外からの視点を参考に、今年の凱旋門賞をより一層楽しみましょう！ そして明日はいよいよJRAのオッズが明らかになり、価値あるオッズが明確になります。
