ワールドシリーズ概要 – 東西の名門球団が43年ぶりに顔合わせ –
ニューヨーク・ヤンキースは2009年以来のワールドシリーズ制覇を狙っています。今季はア・リーグ東地区を制覇し、プレーオフではカンザスシティ・ロイヤルズとクリーブランド・ガーディアンズを下しての進出です。一方、ロサンゼルス・ドジャースはナ・リーグ西地区を制し、サンディエゴ・パドレスとニューヨーク・メッツを倒しての進出となりました。
このワールドシリーズで、ドジャースとヤンキースが対戦するのは、1981年以来43年ぶりのことです。当時はドジャースが4勝2敗でシリーズを制しました。東西の名門球団が再び顔を合わせるこの一戦は、ファンにとって大きな期待を集めています。
また、ヤンキースはこれまで40回のワールドシリーズ進出で、27回のワールドチャンピオンとなっており、出場回数と優勝回数ともに大リーグ最多を誇ります。一方、ドジャースはこれまで7回の優勝を果たしており、1955年に初優勝、その後1959年、1963年、1965年、1981年、1988年、そして直近では2020年にワールドシリーズを制しています。
アメリカのメディアの予想と元トッププレイヤー―の会見をまとめました。
CBS Sportsの記者による予想
– R.J. Anderson:ヤンキースが7戦で勝利、MVPはフアン・ソト
– Mike Axisa:ドジャースが7戦で勝利、MVPはテオスカー・ヘルナンデス
– Kate Feldman:ヤンキースが7戦で勝利、MVPはフアン・ソト
– Dayn Perry:ヤンキースが7戦で勝利、MVPはゲリット・コール
– Stephen Pianovich:ドジャースが6戦で勝利、MVPはオオタニ翔平
– Matt Snyder:ドジャースが7戦で勝利、MVPはムーキー・ベッツ
FOX Sportsで Dジーター Dオルティス Aロッドによる予想
– デレク・ジーター:「リズムに乗るためには早期のリードが重要。」
– デビッド・オルティス:「ゲリット・コールが複数の試合に先発すればヤンキースにチャンスがある。」
– アレックス・ロドリゲス:「ドジャースはミスをしない堅実なチームで、ヤンキースに対して優位に立つだろう。」
ブックメーカーのオッズ
– 第一戦オッズ:ドジャース1.84、ヤンキース2.10
– トータル:8.5(オーバー1.98、アンダー1.92)
– 優勝オッズ:ドジャース1.80、ヤンキース2.05
ワールドシリーズMVPオッズ(ウィリアムヒル)
– 大谷翔平:3
– アーロン・ジャッジ:5
– フアン・ソト:6
– ジャンカルロ・スタントン、ムーキー・ベッツ:9
第一戦のオッズは、ドジャースが1.84、ヤンキースが2.10と、予想通りドジャースがホーム有利とされています。また、トータル得点は8.5で、オーバーが1.98、アンダーが1.92というオッズです。現在の優勝オッズはドジャースが1.80、ヤンキースが2.05で、ドジャースが若干人気となっています。
さらに、ウィリアムヒルではワールドシリーズMVPのオッズも提供されており、一番人気は大谷翔平でオッズは3です。続いて、アーロン・ジャッジが5、フアン・ソトが6、ジャンカルロ・スタントンとムーキー・ベッツが共に9という結果です。大谷のオッズが極端に低く、価値を見いだしにくいとも言えるでしょう。
このように、ブックメーカーのオッズはドジャースにやや有利な状況を示しており、MVPレースではスター選手たちが注目されています。